BILLIKEN
CREATORS
OSAKA

Billiken turns black when stroked.

Material : いぶし瓦製

PROFILE

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Occupation: 鬼師

Activity base: 愛知県

Web Site

CREATOR'S COMMENT

鬼師とは鬼瓦を製作する職人のことをいい、1400年前から人々の想いを粘土で表現してきたクレイモデラーです。鬼師が作り出す鬼瓦には鬼面の他に草木・動物・自然(波、雲、水、火)・幾何学模様など様々なデザインがあり、日本が誇る優美な風景の要素となっています。また、鬼師が作った粘土瓦製品は全て鬼瓦と呼ばれます。
鬼瓦は古代より国、地域、家、人々の安寧と幸福を願う想いが込められ屋根、玄関などに飾られてきました。科学が発達した現代においても人々は心の安らぎを様々な粘土モノ(沖縄のシーサー、京都の鍾馗、招き猫など)に求めています。コロナ禍、ウクライナ問題、物価高と混沌とした世界情勢の現在、人々が心安らげるものとしてビリケンさんを鬼瓦にしました。色は1400年前に大陸から伝わった製法で付着した炭素被膜によって「いぶし瓦色」に発色しています。このいぶし瓦色は手などで撫で続けると黒地に変色する特性を持っています。
故に「撫でると黒字になる」大変縁起のよいビリケンさんです。
原型石膏型制作にあたり伝統的な技術と3D技術を融合させ、伝統工芸品の世界に少しだけ革新を持たせています。