BILLIKEN
CREATORS
OSAKA

生き物の食事は自然の循環無しで行えず、また自然の循環も生き物の食事無しで行えない。特に天下の台所、商売の町と呼ばれ、たこ焼きやお好み焼きなど魚介や食肉、小麦粉を多く消費する料理が商売に用いられるこの大阪は無くてはならない循環である。
しかし、この循環は必要以上の伐採や不法投棄、乱獲、密漁（猟）などの行為によって簡単に妨げられ、またその影響は人間を含む多くの生き物に及び、結果的に飢餓や貧困、資源枯渇、争いの火種につながっていく。
料理を作るように、適切な物を、適切な量、適切な方法で、適切に行うことを誰もが理解し実行できる社会を形成していくことは、食事と自然の循環の維持につながり、結果として平和な循環型社会の形成につながる一つの材料になるかもしれない。
商売の神と呼ばれるビリケンさんが創造する世界もたこ焼きを適切に回すように食事と自然の循環が保たれる平和な世界なのだと思う。