この作品は、「世界中の人に幸せを“ Happiness to people all over the world”」をテーマに、誰にどのように幸せを届けるかを重点的に考え、制作しました。私は、世界には“汚れ”と“輝き”があると考えています。私達の目にはどうしても“輝き”が目に入り、情報として多く入ってきますが、その裏には必ず“汚れ”があります。“輝き”だけを見てしまいがちですが、それを幸せとは呼ばないと思い、背景に“汚れ”を、絵具を飛ばしたり布で叩いて表現し、“輝き”をアイシャドウを混ぜて塗り、表現しました。その他に青い鳥やクローバーなど、幸せの象徴やポップな柄を描き、明るさが消えないようにしました。そして真ん中の地球には、肌の色も国も文化もセクシャリティも違う、ビリケンさんをモチーフにした様々な人たちを描き、貼り付けています。現代では、人種差別やセクシャリティ問題が解決されず、差別を受けている人が多くいます。その人たちもそうでない人たちも関係なく、生きている人全員が幸せになるべきだ、というメッセージも込めました。作品を通して世界中の人たちに幸せを届けられたら嬉しいです。
CREATOR'S COMMENT