BILLIKEN
CREATORS
OSAKA

切り絵という文化は古来より御祈祷の際に取り入れられてきたとされています。
その文化的背景を経て、現在はアートとして取り組む作家が増え、発展を遂げてきました。
目まぐるしく発達する近代技術の中、私は手作業の価値を人々の身直にある神戸いう素材を通して残すため、切り絵に取り組んでおります。
今回の作品では、ビリケンさんという存在に人々が縋る一方、ビリケンさんにもまた英気を養う場所があるのではないかというストーリーを考え、それを一枚の切り絵に仕上げました。人は誰かのために存在し、その誰かもまた他の誰かのために存在する。そんな良い循環が世の中で回るように願いを込め、切り上げました。