BILLIKEN
CREATORS
OSAKA

北窓優太

イラストレーター・グラフィックデザイナー。
1982年大阪・池田市生まれ、豊中市在住。植木の郷に生まれ育ち、植物や昆虫や さまざまな生き物たちに囲まれて幼少期を過ごす。高校卒業後、3年間バンド活動 に勤しむ。脱退後、仲間とともにアジア各国を放浪する中で絵描きの道を志す。帰 国後、大阪デザイナー専門学校へ入学・卒業。スポーツ系デザイン会社、企業での 広報、株式会社188にてさまざまなアートワークを経験。2014年アフリカで野生 動物たちに出会う。2020年独立。イラストを中心に、グラフィック・写真加工な ど、枠にはまらない「ビジュアルづくり」を得意とするクリエイター。

CREATOR WORKS

『 Everyone has random moments when they’ll be a god in the eyes of someone else . 』 (誰もがたまたま誰かにとっての神さまになることがある)

ビリケンさんは、アメリカの女性芸術家が夢で見た神様をモデルに制作したのがはじまりだそうですが、遠く離れた大阪の地で長年愛される存在になるとは女性芸術家も夢にもなかったんじゃないかなと思います。また、「何もしない 神様」と表されていますが、見方を変えると「何もしてないつもりでも知らず 知らずのうちに誰かの役に立ってる神様」ってことなのかも、と思いました。
自分自身に置き換えてみても、幼少期にひたすら面倒を見てくれ、縁側のひだまりをくれたばあちゃんは神様みたいな存在だったし、進むべき道に足跡つけてくれた先輩たちはおおげさに言えば神様みたいな存在でした。でも本人たちはただ自分のやりたいことをやっていただけなのかもしれません。信じる神様がいなくても、よりどころや憧れや目標となる存在がときに神様みたいになり、また、自分自身の行いもひょっとしたらどこかで誰かの役に立ってるかもしれない。そんな不思議さ面白さに思い至りえがきました。いろんな人をえがいていますが、だから全員ビリケンさんのつもりでえがきました。